ハンドメイド 販売価格の決め方 価格決定ってめんどくさい

記事タイトルを決めるのがめんどくさいと思っています。

ハンドメイド作家をしています。laboです。

作家さんは気になるところですよね。販売価格。

ポイントは次の2点だと思います。

① 時給換算したらいくらになっているの?

② 自分だったらいくらで買う?

① 時給換算したらいくらになっているの?

時々見かけますが、単純制作時間を考えただけでも時給100円くらいになってない?というもの。

特に編み物系作家さんに多いです。

時給を計算するときには各作業時間を測ってください。

1個仕上げるのにかかる時間、梱包やあて名書きなど発送作業ににかかる時間も測ります。

複数個を一度に制作される方は測った作業時間を個数で割ってくださいね。

1個を仕上げるのにかかった時間に欲しい最低時給を掛けます。

例えば1時間かかったもので時給1000円が欲しい場合、1×1000=1,000円です。

1,000円が利益となるように価格を決めます。

次いで材料費を細かく計算します。

ラッピングにかかる資材代も材料費の中に入れます。

材料費が300円だったとします。

私はここに光熱費や通信費などの雑費として100円加えます。

(これは自分の対韓としていくら計上したいか?はまちまちだと思いますが損の無いように決めてください)

欲しい時給の利益と材料費などを足します。

1000+300+100=1,400円

creemaやminneといったネット販売の場合、この1400円を(1-販売手数料率)で割ります。

例えば

販売手数料10%+消費税=11%の場合

1-0.11=0.89 

となりますので

1400÷0.89≒1574 (小数点以下繰り上げ)

です。

これで基準販売額が出ます。

この例の場合、細かくなるとわかりにくいので基準販売価格は1600円にします。(私の場合)

② 自分だったらいくらで買う?

もう一つの判断ポイントは欲しい価格です。

自分の作ったものを冷静な目で見てください。

いくらだったらほしいですか?

いくらだったら買いますか?

作品情報に乏しいお客さんだったとしていくらなら出せますか?

また、他の作家さんやお店でいくらくらいの価格帯で出ているのか?を調べてみてください。

先ほど計算した基準販売価格が市場の価格とかけ離れている場合、どこかとてもほしいと思わせる売りポイントがなければ売れないと思います。

似たような価格帯であれば1600円で、市場価格のほうが高いならその価格に合わせます。

市場価格のほうが安いなら販売を見直すか材料費などの原価を下げたり、手順を見直すことで作業の効率化を測ってみたほうがいいと思います。

意外と手間暇かかっているのに、素材はいいのに、この素材はレアなのに・・・

等々販売価格を決める際には思うところはたくさんあると思います。

どこまでこだわるか?どこを切り捨てるか?というのもハンドメイド作家としての活動を左右すると思いますので価格決定の際にじっくり向き合ってみるといいと思います。

最後に思うこと。

たくさん考えて付けた価格でも安くても売れないものもあれば高くても売れるものもあります。

私は、売れて欲しいのか?売れなくてもこだわりたいのか?も一つのポイントだと思ってきました。

価格をつけるというのはとても難しいです。

とはいえ収入がなければ作家活動は続けていけないわけでお客さんを呼ぶための価格帯のもの、客寄せキャンペーンで赤字・・・等も経験して続けてきてちらほらと高額なものも売れるようになっていき今があります。

なので駆け出し作家さんは期間限定お試し価格とか設定してぎりぎりの安価で行く商品も作るっていうのもありかなと思います。

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